介護施設で働いている人の中には、体力的にきつい、夜勤のない仕事に就きたいといった理由から、転職を考えている人もいるでしょう。介護職の経験がある人に最適な転職先は、大きく2つのパターンに分けられます。
1つ目は、介護職の経験を活かせる職場。例として、介護事務や介護用品の営業、看護助手などが挙げられます。介護事務は直接的に介護の経験が活かされるわけではありませんが、介護の現場を知っていることはプラスに働くでしょう。介護用品の営業や看護助手は、介護士時代に培った知識や経験を業務内で発揮することができます。
2つ目は、介護とは関係ない異業種の職場です。異業種で最もおすすめの転職先が、接客業です。介護士は仕事柄、利用者と毎日コミュニケーションを取る必要があります。相手の気持ちを把握し、柔軟に動くことが求められる介護士は、必然的にコミュニケーションスキルが高くなるものです。そのため、介護職から接客業への転職は成功しやすいと言えるでしょう。飲食店やアパレル販売、受付など、人と話す現場が最適です。
上記では、介護職以外の職場を例に挙げましたが、介護業界においても体力面の負担が少なく、夜勤がほとんど無い職場は存在します。せっかく介護の資格とスキルを持っているのなら、目的に合った働きやすい職場を探すというのも良い手段です。
比較的体力の負担が少なく、夜勤が無い職場としてうってつけなのが、通所施設、いわゆるデイサービスです。利用者は要介護度が低い人が多く、基本的に介助よりもレクリエーションの補佐が多くなるため、体力的な疲労は少なくなるでしょう。転職を検討している介護士の方は、ぜひ上記を参考にして自分に合う形を探してみてください。